聞いた事もないタイトルの映画を見るのは楽しいねぇ

 レマゲン鉄橋っていう映画を見たよ!
 ドイツ軍と連合軍の、一つの橋をかけた戦い。部下のことを考えない上官、最前線で戦う兵士。
 ドイツ軍ニ十数名、連合軍十名以下という環境にまでドロ沼化した戦況。援軍の到着したほうの勝ちという最悪の環境下、ドイツ軍の下した結論は、援軍要請に向かった将校に対する逮捕・銃殺刑だった。
 将校の「あれは味方の戦闘機か?」「いいえ、敵の戦闘機です」「本当の敵は誰なんだ」このやり取りに、この映画の全てがつまっている。
 ラストシーンの連合軍兵士が、戦場で拾ったドイツ軍将校の落としたタバコ入れ。それを見た敵の少佐の『そのタバコ入れはどこで?』の質問に対し言った言葉。『友達のさ』
 殺しあわなければならなかった二つの軍隊の兵士。敵でありながらも、同じ境遇に立ち、同じ死地で共に戦った『友』だったのか。
 嗚呼、いいねぇこういうの。この一言で全てが解決した気がするよ。
 映画で泣いた。ちぇっちぇっ! ガキじゃねぇんだぞ!