フッフッフ。まさかこの私が料理の勉強をするためにバイトをしている等と思うまい。
 こんにちわ。私が料理をしていると聞くと、私を中途半端に知る人は「へぇー、意外だなぁ」と答え、私を良く知る人は「食べれるのか?」と言ってきます。
 そうなんです。私、料理が趣味なんです。私の家では食べたい物があったら要望を出して2〜3ヶ月気長に待つか、自分で作るかしないと食べる事ができないのです。カレーが食いたい! と思ってカレーを頼んでも、カレーが数ヶ月出なかった幼少期を私は乗り越えてきたのです。カレーを頼んで刺身が出る日々を過ごしてきたのです。
 あくまでも自分の都合で料理をするので、基本的に味付けは私好みで人の舌の事なんてこれっぽっちも考えてません。なので、私の料理を食べた人間はほとんど「下手糞」と言う評価を下すわけなんですが、最近先輩方の飲み会に呼ばれて、つまみを作る料理人として動かされたおかげで、舌がおっさん臭くなり、料理の腕も少し上がったようです。
 最近ジェイミーのシンプルクッキングを良く見てます。ジェイミーの野郎はちょくちょくとさりげないテクニックを織り交ぜてやがるので、非常に応用の効く知識が増えていきます。しかしながら、ジェイミーの野郎は凄い金を持ってるので、彼のテクニックを再現するためにはとんでもない値段の材料を必要とするのです。
「子羊のリブ。うん、いい肉付きだね」
 おまえ、その大きさいくらするんだよ。