結構前の会話

「なぁ不眠、エロゲってあるだろ」
「あるけど?」
「あれって何するんだ?」
「何って、普通にインストールしてゲームだけど」
「いや、ヲタク達はあれで何やってるんだ」
「なんで私に聞く」
「ヲタだろ?」
「否定はしないよ。そうさな……エロゲって名前どおり、使うってのが1パターン。ストーリーで泣くってのが1パターン。ただコレクションとして集めるってのが1パターンってところか」
「どのみち一切実りがないな」
「そんなことはないぞ。いいか、エロゲってただ単純に言うが、その奥に秘められたストーリーはだなぁ」
「はいはい」
「って、熱く語るのが2番目のタイプの見分け方だ」
「あれ? いつの間に見分け方に話が変わったの?」
「3番目のは、○○の○○だったら、買うだろ? って理不尽な常識を持ち出してくるタイプだ」
「1番目は?」
「恥ずかしがって何も言わない」
「不眠は何番目だよ」
「ここで買ってる、使ってるって言ったら相当な羞恥プレイだよな。あ、音速丸の気分がちょっとだけわかるわ」
「ああ、お前はただのバカか」
「バカとは何だ」