改めて考えてみると

 レンタルビデオでバイトしててふと思う。あれ? 私は映画好きか?
 
 特に良かったと印象深く、記憶に残っている映画は4作。僕らの七日間戦争・ウォルター少年と、夏の休日・バックトゥーザフューチャートレマーズ
 僕らの七日間戦争は原作・脚本・音楽・演技など、どれをとっても個人的にツボでよかったが、ウォルター少年はストーリーが『小説的』で好きなわけで、バックトゥーザフューチャーも子どもの頃の思い出があるから印象深いだけかもしれない。トレマーズに至ってはモンスターパニックだ。
 バットマンとかスターウォーズとか連作は嫌いだし特に好きな俳優はいない。邦画の『どう? これ面白い?』みたいな上目使いの物語は嫌いだし、洋画の『どうだ! これが映画だ!』みたいなふんぞり返った物語も嫌い。
 ハリウッド映画って癖があって、その癖が言いようもなく嫌いだし、ただただ作ってる感のするB級映画も大嫌いだ。反吐がでる。
 う〜ん、じゃあ何で私は映画に惹かれるんだろう。それはあれか? 2時間という限られた時間の中で物語を作り出そうというそういう無謀な根性が好きなのか?
 考えてみればそうかもしれない。古畑任三郎とか王様のレストランとか、1話読み切りみたいなドラマは好きだが、(両方監督同じだが、まぁあの人は元々舞台監督だったから当然か)だらだらと続く物語ってのは見てて吐き気がする。時代劇でも、三匹が斬る暴れん坊将軍は好きだが大河ドラマは嫌いだ。水戸黄門が嫌いなのは別の問題だと思う。
 ははぁ、つまりアレだ。長いのを見るのが面倒だから、サクサクっと終わらせるのが好きなんだな。
 自分の惰性ぶりが改めて分かった。嗚呼、いやだいやだ。
 
 あ、おいこらそこ! 手前が借りたアダルトだろ! きちんと返却したら延滞チェック終わるまで待ってろよ! ぶっとばすぞ!