俺のターン! ○○を守備表示で! カードを一枚伏せて、ターン終了

 友人から突然メールがくる。
『キアダンジョンがクリアできん。助けておくれ』
 もうマビノギは引退したんだが、まぁいいか。一回くらい廻るの付き合ってやるか。
 久しぶりにインするとキャラが成人してるわ鞄は使えないわと参ったもんだ。
 ぶっ飛ばされたりぶっ飛ばされたりぶっ飛ばされたり。とにかく色々有って一言。『もうインせんからな』『次はラビダンジョンらしいから、また頼むわ』人の話を聞いてくれ。
 素敵友人に囲まれて、私は幸せ一杯だ。
 
 椅子を新しくしてから、腰をまっすぐ伸ばすよう心がけてるんだけど、そのせいかどうにも人の『座っているときの腰』が気になってしかたが無い。肩がこるという人ほど腰が曲がってる気がする。
 姿勢が人の体にうんぬん……聞いたことがあるな。なんだったか……えーと。
 あ、思い出したぞ。友人に見せてもらったホネツギマンだ。
『今世紀最高のB級映画だから見ておきな』と彼女は言っていたが、最高かどうかはさておきそれなりに面白かった。
 放心状態のまま、黙々と殺人を犯していくホネツギマンだが、CMではヒーローと歌っていた。悪人を倒すのがヒーローだとするのなら、英雄と悪人は両立すると言う事になる。敗者は悪であるならば、勝利とは英雄の称号とも言えるのか。
 英雄が純粋な正義と言うのならば、英雄とは常勝無敗の事を言うのか。ってことは、宮本武蔵は英雄だが佐々木小次郎は英雄ではないのか。
 勝負に勝つとは正義を勝ち取ると言う事となり、敗北とは英雄となる条件を断たれるという事に繋がるのか……ん? これを考えさせるのが奴の考えだったと言う事か?
 だとすると、確かにかなり面白い映画だぞ。
 映画を人に進めるって言うのは、こういう風に『相手がそれを見てどう思うか』を想定する楽しみも存在するのか。これは良い勉強になった。
 
 そうそう、一日の量が増えてきたからちょっと設定をいじってみた。