やっぱ好き嫌いあるよね
バイト中暇だったので、アフリカの王上下巻読破。
個性は無いが滑らかな変化のある、キャラクターと言う言葉に収まらないリアルな登場人物。王道ながらも読み手を捕らえて離さない展開。大変面白くございました。
ただ、3行で一週間たったり、話を詰め込みすぎて肩透かしな感もしたり、場面きり代わりが激しすぎたり、登場人物が多すぎて覚え切れなかったり、上巻の前半に出てきた登場人物の名前が下巻の後半になるまで名前が再登場しなかったり、オチがあまりにも弱くて最終的な印象が弱かったりと欠点も多かった。
この伊集院静という作家の特徴なのか知らんが、とにかく読みにくい。面白いけど読みにくい!
上下巻に分ける意味の良くわからない本を読破し、『時間がもったいねぇ事した』というのと、『大変お腹一杯になりました』というのが両立している。
とりあえず、もう伊集院静の本は買わないだろう。