私はアーケードゲーマーですよ

 トライアミューズメントタワーに行ってきたよ。 http://www.try-inc.co.jp/tower/
 無論、お目当ては7階のレトロゲームコーナー。レトロゲームなのにメルティブラッドとかが置いてあるのが解せないなんともいえない場所。
 いろいろと古臭いゲームが置いてあり、それをやっているゲーマー達に、ちょっとした同調感と尊敬のまなざしを送った後、レッツプレイ。
 
 一番初めに目に付いたのが、謎のSTG。シューティング好きだけど、なんだか見たことも無いインターフェイス。何より、スティックがジョグになっている。
 とりあえず100円投下してレッツプレイ。
 自機の武器は弾丸とミサイルのみ。ミサイルは威力が高く、エネルギーアイテムを取ると強化されていく。どちらも自機4体分程度しか飛ばないので、必然的に敵にある程度接近して攻撃しなければならない。
 エネルギーアイテムは自機の耐久にも繋がっており、取れば取るほど自機は攻撃力が強化され、耐久も増えていく。しかし、敵の攻撃を食らうと一段階パワーダウンし、エネルギーもなくなる。エネルギーが0になると1機失う。
 このゲーム最大の特徴は、ジョグスティックだ。これは、ミサイルの発射角度を任意で変更できるというもので、発射角度を前方にしておけば集中攻撃になり殲滅速度短縮。斜めや横にしておけば、前方にしか弾を撃てない敵を、安全に駆除する事が出来る。
 いや偉い面白かった。エネルギーアイテムはなんて事無い雑魚を倒しても出てくるのだけど、自機がでかいから敵の弾を避けるのが難しい。しかも、パワーアップすればするほど、唯でさえでかい自機がさらに巨大になるので、どんどん攻撃を食らい安くなる。バリア代わりの、弾幕小型機なんてのもアイテムとして手に入るけど、こいつが巨大な自機の前方にいる……つまり、ギリギリのところで避けても接触判定になるので、本当に申し訳程度のバリア扱い。こちらもボロボロと出てくる。
 パワーアップやパワーダウン時、グラディウスのようにカッコイイ声で『PowerUp』とかじゃなくて、普通のおっさんの声で『機体パワーアップ』と言ってくれるのも新鮮だった。
 『敵に弾を撃たせる前に撃ち落とす』事が重要な、本当の意味でのシューティンウゲームで偉い面白かった。次はタイトルを覚えておこう。
 
 次にトリガーハートやってきたよ。どこがレトロなんだよ。 http://www.warashi.co.jp/exelica/
 噂には聞いていたし、秋葉原っていう場所柄もあって、何の抵抗も無くプレイする事ができる。人も少なかったしね。
 通常弾とボム。あと、トラクタービームがあって、雑魚敵を捕まえて、任意のタイミングで爆破。連鎖爆破で敵をまとめて倒す・・・・・・というのが目玉なのだろうか。
 けど、これに似たのどこかで……あ、エンジェリオ!!(テックジャイアンというエロゲ雑誌に一時期連続掲載されていたゲーム。STGで、ある程度得点を獲得するとエロシーンという、極めてエロゲ的なSTG。にもかかわらず、剣を振るって敵弾丸をはじいたり、敵を捕まえて投げて爆発させたり、ボムが3段階チャージだったりと、システムも豊富。さすが爆裂工房といったところだった。現在どこだかでまとめてられ、ステージ追加で発売されていたはず)
 一度アレをやった事がある以上、このトラクターに新鮮味は無く、もはやただ見た目だけのゲームになりつつある予感がした。
 とりあえずレッツプレイ。
 やった感想としてはボムが偉い強い。使用すると弾丸全消。自機高所へ舞い上がり、何かを発射。画面上の敵全部を破壊する。その威力たるや、ボスすら一撃で葬り去るほどだった。
 とはいえ、ボスは3段階破壊する上、一番初めに自機が持っているボムの数は2。途中1個手に入れる事ができるが、次ステージに数持ち越しなので、全部ボムで倒す事が出来ない仕様になっている。
 蟲姫様同様、点数アイテムが大量の出てきて自機に自動的に飛んでいく仕様なので、敵弾丸とみまちがえる時がある。ボム使用時とか、撃墜された時とか、声優声が出てくるのも不快。旋光の輪舞http://www.grev.co.jp/ronde/)も多少あるけど、あれはそれを補う熱いシステムと、独特な絵柄。それに対しこちらは極普通の弾避けSTGスク水自機。た……耐えられん……。
 わざわざやるようなゲームって感じがしなかったので、もう二度とやることもあるまいて。BGMはなかなか良かったけど。
 
 さぁ帰るかと思っていた矢先、3画面仕様のダライアスがあって、思わずやってしまう。
 …………
 嗚呼、やっぱムリだ。