矛盾

 泣けるって言うのは良い事だよね。泣けるっていうのは、逃げられる余裕があるって事だし。幸せの証拠さ!
 本当にどうしようもなくなったとき、人はガタガタ震えるしか出来ない。涙が流れるのは、切り抜ける答えがあるという、自分からのメッセージだ!!
 
 この世のすべての人が面白いと言う作品は存在しません。
 例えば、ものすごく面白い半島ドラマがあったとしても、『もし仮にそれを見て感動したら、半島にレイプされたみたいで屈辱だ!』って事で私は多分見ません。そんなもんです。
 差別の無常を表現しようとする執筆人間の言葉じゃありませんな。半島野郎に面白い物が作れるはずが無いとか思いながら、その一方で人間は生まれた瞬間は平等であるのが理想的だ! とか思ってるんだからちゃんちゃらおかしいぜ!
 平等なんて物がこの世には存在しない事をわかっている一方で、それを追い求めるだなんて矛盾じみた行為を繰り返す。無駄な事をと吐き捨てながら、ああまだ人間としての感性が残ってるなと思ったり。
 小林よしのりは差別は人間の感情の一種であると、ゴーマニズム宣言で書いていた。いろいろと疑問を抱く漫画だが、要所要所納得できる部分がある。そこもそうだった。
 差別をする事が人間ならば、人間が差別をするのは当然の事なのか。絶えず己の穢れを他者になすりつけ、スケープゴートを行おうとするのか。
 部落民はいなければならない存在なのだろうか。半島は本当に面白い物を作れないのか。女は男の後ろをついて歩くものなのか。子供は大人の奴隷なのだろうか。自分以外はすべて馬鹿なのか。
 差別と戦うのは自分との戦いなのだろうか。
 なんて事を思いながら5時に夢中を見る。
 やっべ、そろそろバイトの時間じゃん。