結局見ないんだけどさ

 最近聞いたものすごい言葉「コビたいのならば2次元幼女になって出直してきな」
 
 Vフォー・ヴェンデッタって映画があるんですが、広告垂れ幕に『マトリックス3部作のスタッフが仕掛ける、』って書いてあるんですよ。こういう事書かれるといかに雰囲気が良かろうが、見る気が無くなります。
 ああいうコピーはもっと、考えて書くべきだ。『MUSASHI-GUN道-のスタッフが仕掛ける、』とか『宇宙戦争のスタッフが仕掛ける、』とかに入れ替えてみればほら、言いたい事がわかるでしょ。前者は一回くらいは見ておいていいかなーとは思うけど。
 映画のコピーは作品にあわせたキャッチ部分は、総じて優秀なものが多い気がする。
 Ⅴフォーなら『自由を! 永遠に!』トランスポーター2なら『ミスを1つでも犯せば、死』イーオン・フラックスなら『全身武器の美しき戦士』シリアナなら『ぜんぶつながっている』。このキャッチコピーにあわせて映画のパッケージ写真があるわけで、この一言で劇中映像がまったく無く、ジャンルすら不明瞭な映画の内容を表しています。
 これは多分、映画の内容がさっぱりわからないようなパッケージを出すそちら側の人々の為に、ライター達がカバーした結果なんでしょうね。いや、シリアナは違うか。シリアナはまじめな映画らしいんですが、パッケージは男三人の顔が並んでいるもので、そこに『ぜんぶつながっている』だもんで、ホモセックスの連結を彷彿とさせます。(ホモセックス中の無防備な攻めのお尻を攻め、その攻めた人のお尻をさらに攻めるというもの。電車ごっことも)これはもう狙ってるとしか思えません。
 話を戻そう。
 映画のキャッチコピーのレベルが高いのは洋画だけです。邦画や海外ドラマはレベルが低いです。海外ドラマは大体『シリーズ最高傑作』か『まったく新しい』とかそんなんばっかりです。おまえ前シリーズでも最高傑作とか言ってたろ。
 邦画は長ったらしいものがほとんどで、もっと簡潔にまとめていただきたい物ばかり。『不幸だらけのまったく新しいシンデレラストーリー』って不幸だらけのシンデレラストーリーでいいじゃん。
 一言で全てを表現するのは生半可な事じゃないですが、邦画にはもっと気合を入れてほしいなぁと思う今日この頃。